おすすめ製品紹介(肥料)


おすすめ製品 「苦土重焼燐(くどじゅうしょうりん)」のご紹介①

苦土重焼燐1号

苦土重焼燐は、当社が販売する肥料のメイン銘柄であり、長く・広くご愛顧頂いているスタンダードな「りん酸質肥料」です。

作物の成長に欠かせない「りん酸」を主成分とし、「りん酸」の吸収を助ける「苦土(くど)」(マグネシウム)も含んでいる肥料です。

水稲、野菜、麦や豆などの畑作物、牧草、茶、花卉、果樹、など、作物全般にご活用いただけます。

主には作物の初期生育を助ける目的で、元肥(播種および苗の植え付け前後)の散布が一般的ですが、追肥(生育途中での施肥)でもご使用できる肥料です。

◎くみあい苦土重焼燐1号に含まれる成分(%)

保証成分

く溶性りん酸内 水溶性りん酸く溶性苦土
35%16%4.5%

副成分

全けい酸石灰
約9%約20%約2%

※く溶性りん酸は作物にゆっくりと吸収されるりん酸、水溶性りん酸は吸収の速いりん酸です

窒素・りん酸・カリウムは、作物の健全な成長に必要な三大要素であり、多量の施肥が必要な養分です。
この三要素の内のひとつ「りん酸」はエネルギー代謝に関与する成分であり、欠乏すると、草丈が伸びない、分けつが抑制される、根の発達が悪くなる、などの症例が発生します。

水稲 りん酸欠乏
小麦  りん酸欠乏
ホウレンソウ りん酸欠乏

標準的な施用量(10アール当り)

水稲、麦・豆類野菜、果樹、花卉、茶
1~2袋
2~3袋

作物の種類、栽培法・土壌分析に基づいた適切な施肥を心がけましょう。

◎苦土重焼燐の特徴 ①作り方

りん酸質肥料の原料である燐鉱石(りんこうせき)は、リンとカルシウムと弗素が化学的に強く結びついており、そのままでは肥料として利用できません。
苦土重焼燐は、この燐鉱石を、約1,450℃の高温で焼くという独自の技術で、弗素を取り除いた焼成燐肥(しょうせいりんぴ)を主原料として製造しています。
この焼成燐肥は、飼料(家畜のエサ)としても利用されています。

焼成燐肥

◎苦土重焼燐の特徴 ②肥料効果

苦土重焼燐は速く効く「水溶性りん酸」とゆっくり効く「く溶性りん酸」の両方を含んでいます。
そのため、作物の生育初期から収穫期まで効果が期待できます。

また、苦土重焼燐のりん酸は苦土(マグネシウム)と化学的に結びついています。

苦土は作物が光のエネルギーを取り込むために必要な要素であるとともに、りん酸を作物の色々な部位に運ぶ働きを持っています。
その為、苦土重焼燐のりん酸は、作物に利用されやすく、高い肥料効果が期待できます。